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2011年1月29日 17:09
そこにいるのはアユ そして彼女
トイプードルアユは 聴導犬目指す3歳の女の子
コンビ組む彼女 耳は不自由だが
スレンダーな腕利きトリマー
突然
彼女のケータイが鳴る
アユが彼女の脚を掻いて知らせる ケータイ鳴ってるよ
そしてちょこちょこ 離れた音源へご案内
呼び鈴が振られる
眠っているかに見えたアユが
彼女の足もとからすばやく立ち上がり
呼ばれているよ 下肢に飛びつき合図する
ここは病院 あなたの番です 受付までどうぞ
目覚ましが朝を告げて響きわたる
どこから飛んできたのか アユが
勢いよく彼女の胸に乗り 動きまわり
顔をなめ
覚醒を強要する
目覚めた彼女は小さなアユを抱きとめ にっこり頬ずり
さあ 希望に満ちた一日の始まりだ
長い道のりを歩いてきた感もあるが
今年2011年 「聴導犬アユ」誕生へ手は届いたか
カテゴリー: 年頭いかれ詩(うた)
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