中村 正
明けましておめでとうございます。
昨年は、安倍暴走と正面から対決する政治勢力が力を伸ばしました。
日本の希望です。
わたしも希望を持ってさらにがんばりたいと思っています。
が、今年2015年は年男、還暦からもう12年経ってしまいました。
詩をひとつ書ききる息がつづきません。
年賀状約300枚がしんどくなってきました。
で、今年は年賀状欠礼します。
「ど」がその代用です。
詩は俳句や川柳の短詩形に転向し挑むことにしました。
実はこれもなかなかしんどいということがだんだんわかってきているのですが・・・
ともあれ、昨年9月ごろにつくり始めたものの中から、
自分の気に入っているものをアップします。
その道の先達からはあまり評価されないものばかりです。
が、ここにとにかく自分が生きつづけているということを
見ていただきたい――と、思います。
俳句
ひたひたと看護師走る秋の夜(滋賀民報)
木枯らしに頬を削られ古稀を生く
何万個目となるや今宵もみかん喰う
ひとり行く冬枯れの野に朝陽満つ
冬枯れの気圏の底に芽吹く音
豆をまく比良の暮雪を遠く見て
豆をまく手話を舞わせる如くして
豆を撒く手話を舞わせる如くにて(滋賀民報 2月1日号 秀作)
豆まきや追い出す鬼も今はなく
豆まきや呼びいれたき福二つ三つ
川柳
総理より猫の目の方を信用し
咬み癖のポメラニアンのような女
青空に大宇宙の星溶けて消え
むき出しの闘志まだまだ七十路
この子らを世の光にと糸賀の訓
聴導犬に光を当てんデモの日々
天下取る野心のなごり顔に出て
天の声いつも自分に都合よく
満点の星の中往くひまわり2
はやぶさ2
彼の人のたたかい終わり黒の車列発つ
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年頭いかれ詩(うた)