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category:「おりおりの」
2015年4月 8日 09:57
カテゴリー: おりおりの
2015年2月 6日 13:23
2012年7月 6日 19:14
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
NHK大河ドラマ「平家物語」はなぜか視聴率が低迷しているようだ
ぼくはもちろんテレビ評論家でもないし
その原因は知るところでない
というより関心がない
松山ケンイチ君や当該ディレクタ―には気の毒だなあ
という思いはある
「大阪維新の会」を率いて独裁ゲームする橋下氏は
ぽっと出にしてはなぜか支持率が異常に高いという
ぼくはある意味政治家だし福祉の専門家だが
その支持率の高さは信じられない
おそらく一過性の(と見るのは甘い?)何かの間違いに
違いない
というか
広告料にいかれたか 国策に唯々諾々とおべっか使ったかで
原発安全神話を振りまきにまいた朝日毎日読売産経東京
消費増税をあおりつづけた朝日毎日読売産経東京
日本の農業と国の在り方を崩壊させるTPP交渉参加を
朝日毎日読売産経東京はたしか けしかけた?
沖縄の悩みに心を痛めた痕跡もない朝日毎日読売産経東京
要は 顔は福相でも心根は弱肉強食アニマルの一部財界と
無理無体自国の利益こそ大事の覇権好きアメリカの
二つの桎梏から抜け出せない
朝日毎日読売産経東京
が
またまた またまた またまた またまた・・・・・・・・・・・・・・・
つくり出している橋下神話
の 所為かなあ???
橋下維新の異常な高支持率は
日本の品格を上げる?
下げる?
さあ シール投票を!
2012年6月29日 11:24
カテゴリー: おりおりの
板垣ひろかず
この街に住み始めた時 ぼくはまだ高校生で
いっぱしの勉強家面して 歩きながらの読書
時の自治会長から「わが町の二宮尊徳」などとからかわれたものだ
ひそかな夢と野心を胸に
いつかここを出て
何か大きく打って出る雌伏の時を過ごす気分で
何にでも勝利できると思っていた錯誤
いま梅雨を迎え
雑木はくろぐろと勢いを増し
雑草はコンクリートの割れ目からも生え広がる
かつて高校生だったぼくは
押し寄せる
雑木や雑草の圧力に抗しきれず
周囲の自然にある種の恐れさえ抱いてしまう
人間が勢威を振るっていた街は老い
道も家も人の心も
わがもの顔に振舞いだした自然に
呑み込まれていくようだ
2012年6月17日 21:13
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
Mの生活実態は――
白髪あたまは1回1500円
それも2、3か月に1回のカット
その間わがプードルは倍以上の金をかけて
時には月に2度のおしゃれ
これが平和と云うものの
諸相のひとつ
誰が文句をいうものか
守山は麦秋の終わりを迎え
水温む田んぼには稲苗が勢いよく突き出ている
昨日はわざわざ尼崎から
今日ははるばる奈良市から
この田舎サロンへお客が来る
トリミング料金をはるかに超える
交通費と長時間をものともせず
トリマーZの腕に惚れ 意気に感じ
マニア同士の気脈を重ねて・・・
これが ほんのちょっとした幸せ
人生のささやかな豊かさでなくてなんであろう
守山市水保町 樹下神社は水の神
叡山延暦寺建立と同じ時代
水を鎮め 心を鎮め 神仏に祈った人たちの
平安への希求
グルーミングは形を変えたその現代風表現
トリマーZの真の世界
あなたによる平和の具象化
2012年6月17日 12:43
カテゴリー: おりおりの
かつら こゆき
わたしの耳は 聴力を断たれ
無音の世界が眼前に広がる
スタンドにはトイプードル
小さな動きから生ずるだろう音も
発しているに違いない啼き声も
わたしには届かず 風景は揺れる
志しているのは 犬をいつくしみ
犬の美しさかわいさを現出する
腕利きのトリマー
無言のアートに挑みながら
はさみが毛を切る音は聞こえる気がするのです
2012年6月17日 11:38
カテゴリー: おりおりの
かつら こゆき
わたしはトリマー
ひと呼んで トリマーX 謎の女
使い込んだシザー数本
腰に落して 世界を渡り歩いているのよ
研ぎの利いた この切れ味
さあ どんな犬でも来てごらん
あの国からやってきた
アメリカンコッカースパニエル
出すぎた覇権主義はばっさとカット
怒りのシザーワーク 冴えわたる
わたしはトリマー
平和というスクエア見据えて
狆の出自は中国とか
江戸人がつくりだした
愛玩用の極みちんころ
東シナ海のもめ事に似て
シザーの動きはチッピング
わたしはトリマー
トリマーX 謎の女
争いのコートをやさしく整える
2012年1月25日 21:23
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
君とぼくの間で いつからか秘密の合言葉
移行
西風のわずらわしさに辟易している君とぼくが
われわれだけではないとはいえ
みずから憩うために移行の路を行こう
実は
ぼくは君の
ぼくへの移行を
待っているのかもしれない
2011年10月15日 14:26
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
われらは花の18年組 などと言い合ったとき
たしかにわたしたちは若々しく
元気いっぱいで 活力に溢れていた
なにもかもが 若さの前にひれ伏していくような感覚があった
一人はダンスで鍛えたしなやかな肢体
一人はボートで鍛えた固太りの筋肉塊
怖いものなしのノー天気ペアだった
さる県の障害児教育や障害者運動では
いささか名の知れたこわもてペアで
喰らいついたら離さないしぶとさと
世論を味方に徹底的にさわぎたてるという
珍しい性癖も共有し
二人はまさに花の18年組
しかし彼女は四国に去り
その父を看取り
長い時日をかけて母を送った
いつの間にか古稀に手の届くところにいる
こちらだって花はとうの昔に散り
立っているのもつらいぐらいだ
のんちゃん
いちど何十年ぶりかで逢って
花を咲かせてみるか?
花咲じじいぐらいはできるよ
2011年9月15日 17:17
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
8か月ぶりに
幸子さんが比叡のお山から降りてきた
黒の和服に細身を包んで颯爽と
残暑を吹き飛ばすようにアルプスチックな
白いマリさんと一緒に
1月と似かよった光景
しかしおれたちは3月の大震災を経験し
死生観が変わったはずだ
政治や政府を信用しなくなり(前からかも!)
原発だって 撤退すべきが多数派となっている
おれだってわずかな間にずいぶんくたびれてきたもんだ
変わらないのは 和装の似合う幸子さんが
一人ではレストランにも入れないシャイさ?
2011年9月10日 13:28
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
自分のことをわざわざとりたてて
「どじょう」という人間を信用できるだろうか
地味で泥臭くパッとしない人物だということはわかるが
それを売りにするのか
どじょう迷惑な!
福島では 農薬のせいで
壊れた原発のせいで
異質な恐怖をまき散らす放射能のせいで
わがどじょう一族は壊滅的状態だというのに
経団連の一部欲の皮ツッパリおやじと声をそろえ
どじょう総理は原発の再稼働を公言してはばからない
これはわれらどじょう族を見殺しにすることではないのか
沖縄には 世界各地の戦争に赴くアメリカの基地がずし~んとあり
人殺しに出かける戦闘機や戦車や機銃や人間が
人殺しに出かけるそのままの気分感情でわめいたりのし歩いたり
この上なく沖縄の人たちを苦しめてきた
辺野古に新たな基地はいらない
普天間基地はすぐ撤去せよ
こんなあたりまえの人々のねがいに
耳を傾けるどころか
アメリカと正面から交渉するどころか
沖縄の人を「説得」するという
あんたアメリカのどじょうか
田んぼの間の小流れの風物詩
人々に愛され食され 気骨もあった
「どぜう」と表記された時代は戻らないのか
2011年9月 5日 13:51
カテゴリー: おりおりの
田原 五郎
志の低い奴らだ などと
周囲に棘を撒き散らして悦に入っているが
ほんとうに志の低いのは 己ではないのか
今の己は
日本を変える 世界を変える
―――と誓った二十代半ばの決意の片鱗も失くしている
生活をまわすわずかなお金のことに心を砕き
ちょっとした評判に一喜一憂し
見世物売り物見かけ倒しの色に気を取られ
雑多な会合の小手先の進行に汲々とし
革命を額縁に入れてしまった
ひざを痛めてのpenguin歩きは
リザちゃんの歓心は買うが
(「かわいぃ」だなんて言われて...)
どどどどど...と足音そろえて敵に迫る
迫力に欠けることこの上ない
東京に出そびれてしまったこともあった
あのころジャーナリストか小説家になる夢を見ていた
しかし 適当にしか勉強しなかった
「つきあってください」という言葉はぼくにはなく
しかも 交際を截つ時の優柔不断
なりたくもなかった職についてのちは
反骨のまねごとに自らの活路を見いだし・・・しかし
あの時 すべての反対を押し切ってでも決断しなかった
議会への道
別れることもしなかった
己はどこかで
高く強い志を持つことを怖れ
そこそこ暮らしの習いを身につけたようだ
父から受け継いだであろう血について
徹底した追究もせず
貧を真正面から受け止めることもせず
ふしだらな(と思っていた)末姉ともまともに対決せず
死なせてしまったことについての
深刻な反省も後悔もない
お坊ちゃん育ちみたいな顔をしている
今まさにたたかいの高揚期が来ようとし
がんばりが求められるのに
がんばりきってぶっ倒れるほどの根性もなく
馴れたそこそこ暮らしに浸っている
だがこれが己の真の姿?
こころざしひくくながく
それでも少しは世の中の役に立っているのか?
2011年8月16日 12:12
カテゴリー: おりおりの
やましな けいこ
産まれた星のことを
ことさら君は強調する
だからわたしは気の強い女
やわな女ではないと
それは母と君をうらぎった
父へのはげしい意志
姉妹のなかで許さないのはわたしだけ
星のせいだもの
白神山中
ブナの原生林の中に
樹齢400年のカツラがそびえる
春 新芽が萌えたつとき
少女の匂いがあたりに漂うという
父への拒絶あるいは・・・
樹々の緑に照らされて
君の少女らしさが見え隠れしている
2011年6月14日 16:56
カテゴリー: おりおりの
やましなけいこ
あなたには眉間のあたりに
他人に秘したまどがあるのですね
わたしがのぞき見ると
あなたのからだのありよう
あなたの心のありようが
見えるようです
おそらく
管理職から理不尽な指示がつきつけられると?
スタッフから無体な要求が噴き出てくると?
カットしなければならない犬数が増えると?
むずかしい注文の顧客がつづくと?
もろもろの疲れがたまってくると?
まどに明かりが灯るように
桃色の刷毛のあとのように
ほんのりと心の真実が揺れています
しかし しなやかな手指は
まったく別の人格に支配されてでもいるように
ゆるぎなく仕事をこなしてゆきます
シザーマジックと評されるカットの冴えはさらに冴え
世にも稀なベドリントンテリアは
あなたの魔法に酔い痴れて
動かぬ白い像となるのです
「人って何?」というややこしい命題を解くより
犬を愛するという道を選んだあなた
まどに映るのは
人と人とをやはらかくつないでゆく
手話という言語表現
あなたはもっと堪能になろう人だから
手話とシザーと
この道を歩みつづけてほしい
Lovely Thousandcranes !
2011年5月 2日 09:53
カテゴリー: おりおりの
かつら こゆき
わたしどものヴィーナスが
時間どおり三陸の高台に現れていたら
もっと多くの人が高台に集まりその死をまぬがれたかもしれない
だが わたしどものヴィーナスは遅れてやってきた
大津波のうしろから
今までにない深刻な表情で
だが それもまた美しかった
海の事情はわからないけれど 痛恨の遅刻
わたしどものヴィーナスが
その信奉者を引きつれて
時間の内に投票に行けば
この世の中 もっと変わったかもしれない
あるいは民主連合政府の始まりにつながるチェンジ
しかし 午後8時 投票箱のふたは閉まり
わたしどものヴィーナスはまたまた遅れてやってきた
陸の事情もわからないけれど 何と犯罪的な遅刻
圧倒的な美しさは
時に人びとを威圧することがあるが
わたしどものヴィーナスは
自らの価値を信じられない
インフェリオリティコンプレックスに満ちた
やさしい美しさ
その顔かたちにふれると
安らぎと静穏をたっぷりもらえるのだ
魂の事情はわからないけれど
許すしかないか 不可解な遅刻
2011年4月22日 16:41
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
ぼくは はからずも60年以上も生きてきて
それぞれにその人らしい誇りを持って生きる人たちを見てきました
そしてその人たちに抱く感情をまとめると
「ウラおもてのない人が好きです」ということです
好きです! あなたが。
おもてばかりの人は
もちろんウラおもてがありません
Oさん、Nさん、Mさん、Yさんなどなどなるほどと思える人たちの
名まえがつぎつぎ浮かびます
みんな好きです 「友よ!」です
ウラばかりの人ももちろんウラおもてというものはありません
で?だれがウラばかり?と深く考えてみますと
そんな方は誰もいません!!
ひょっとしたら自分がそれかも知れませんが・・・
ぼくが知る限り
もっとも典型的なウラおもてのない人の一人であるKさん
なぜか今 ムリヤリ痴漢にされ
被告にされ
やむをえず 慣れないたたかいの場に立っています
ウラおもていっぱいの京都府警と京都地検相手に
ウラおもてのない人間の名誉と誇りを
傷つけたやつらを
ぼくらは決して許しません
単純でまっすぐな
ウラおもてのないあなたが
なにより好きです
がんばろ。
2011年2月17日 12:43
カテゴリー: おりおりの
山名 太郎
善良な市民のみなさん! 「痴漢生産機構」にご用心!
人相にやや自信のない私のような人間は特に 電車内では・・・
支持率と財界とアメリカばかり気になってふらふら腰の総理もいれば
視聴率と政治家の圧力に腰くだけていくTV局もあれば
検挙率とお手柄主義に毒されて腰触らせる刑事もいるらしい
現に京都府警刑事Aは
善良を絵にかいたようなB氏の乗るJR電車が
滋賀県境から京都に入った頃合いを見はからって
「痴漢生産機構」の有能な職員になった
痴漢事件こそ検挙率アップの切り札&特効薬なのだ
B氏は今確かに思い出している
彼を捕まえた刑事Aこそ
揺れる車内でひじ鉄砲をくらわせた張本人だと
どこで電車が横揺れするか
「犯人候補」の体の向き体勢はどうか
どこからどの方向にどんな力を加えるか
計算しつくされたプロの技の冴え
実行~~~!
無防備のB氏の手が無防備の女子高生の腰に吸い込まれる
ケータイでもばっちり撮ったぞ 用意は周到!
2011年1月18日
警察と検察が新しい冤罪をまたひとつつくりだした日
B氏とその家族にとって忘れられなくなった日
父と母と息子たちのきずなが一層強まっていくことになる起点の日
あたらしいたたかいがはじまった日
支援者がこんなに多くなるなんて!!
おどろきがどんどん広がっていく最初の日
「痴漢生産機構」の崩落の始まりの日
2011年1月29日 14:15
カテゴリー: おりおりの
今にも跳ねだしそうなうさぎのすそもよう
うすはがね色を細身に着流した
小麦色の幸子さんが軽やかに山から降りてきた
きのう比叡のお山に降った
雪のように真っ白な梅田さんと
えがお二つ
ハニースイーツのかおり
老骨のための晴れ舞台
帯留のうえに抱いて