「ど」に寄せる想い・・・心優しく、目の前のあなたに捧げたい。ひとの心にそっとよりそう、ささやかな応援歌。

曙 光 ――新しい世代へ――

2002年1月 1日 21:55

跨線橋に立つと
線路と線路のからみあいや
人の往来の真意のようなものが
きれいに見えたりするものだ

愛の歴史を問うように
個々の路線のそれぞれの史実
ぼくは考古学者になって
連想を積み上げる

筆の奔流に任せ
書いて書いてそれでも書ききれない
世界の記憶が
せせらぎのようにぼくらの系譜に
来ては貼りつく

見上げると空は空のままで
影と光がもつれあい
ある日そっとぼくらの第三世代が生まれ出る

カテゴリー: 年頭イカレ詩(うた)

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