「ど」に寄せる想い・・・心優しく、目の前のあなたに捧げたい。ひとの心にそっとよりそう、ささやかな応援歌。

うえたる少年に

2011年1月 5日 11:21

おんなの膝はひとつの芸術である
母の胸にすがりつくように
おんなの膝にのって至妙の手ざわりを楽しもう
おどおどしたひとりぼっちの心は
なによりも美しいものに憧れている
いじましい欲望に満ちた日々の心は
なによりもひろいものに甘えたい と
そんなに苦しくされた少年に
わたしはこのおんなの膝を贈ろう

おんなの膝はまぎれもなくひとつの芸術である
ひかりのめろでぃを歌うおさなごに手をさしのべ
ごくまれなさびしくやさしい人格を育てた
おんなの膝に
おまえの夢とおまえの現在をくみたてよう
あああ まろやかな しめやかな あたたかみに濡れた
おんなの膝に
うっとりと こうごうしく 哀しみを呑んだまま
おまえはまつわりついて行け

カテゴリー: 修羅 , 初期詩篇

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