「ど」に寄せる想い・・・心優しく、目の前のあなたに捧げたい。ひとの心にそっとよりそう、ささやかな応援歌。

笛を吹く少年

2011年1月 6日 11:21

流れるような丘のはらっぱは
きんいろのいななきにみちている。
いななき
馬は駆け
黒い巌にこしかけた少年のわたしが笛を吹いている。

まあ。
たゆとうしあわせに驚いてみせよう。
はとのようにちいさな少女に
はとのようにちいさなしあわせに
ひうろろう ひうろろう ぴああ
少年のわたしが輝きながら笛を吹いている。

――それから
わたしはなんと大きなものをなくしてしまったのだろう。

カテゴリー: 修羅 , 初期詩篇

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