category:「年頭イカレ詩(うた)」
2010年1月 1日 21:51
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年頭イカレ詩(うた)
a
u命は ぼくの左手付近
aらはじまる
そっと飯椀を持つ何気ない朝
aら
iのうまでおっちゃんやおばちゃんと
i合を通じて
iた
い
aりの
yoう有が
yoうの昼
aら突然
a
u命の相になる
uたばれ新自由主義 思いは激し
u
o泉某の終焉を告げる
eんせつて
i野鳥
oいする
i節ははる
aに去り
oう
oうと海が鳴る お
oうと新兵衛の道行
i
aおる
aぜが
a曜日の窓に届
uと
i
a
uもサークルる
は
uる
uると変
a
uの風車を回しつづ
eるの
a
2009年1月 1日 21:53
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年頭イカレ詩(うた)
齢(よわい)66
66年の生
はからずもずっと男性だった
大半を自民党悪政のもとに過ごした
しかし今...
792ヵ月の満ち欠け
欠けてばかりいたような忸怩たる思い
満ちることへのほとばしる渇望
そして今...
3444週の祈り
節を曲げ
謙虚さを失ったことはなかっただろうか
そしてこれから...
24106日 72318回の食
ずいぶん飲み食いしたもんだ
排泄だって???トン
これからもたくましく...
5206896000秒の瞬間
心拍はさらに多く
新しい社会へのときめき
今も脈打つ
齢(よわい)66は、「弱い66」になることを
断固拒否する
2008年1月 1日 21:53
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年頭イカレ詩(うた)
偽装・投げ出し大はやり
安倍氏投げ出しアカンベ〜 小沢氏投げ出し・撤回オ
オサワギ ブッシュ氏は大義を偽装したまま求心力ゼ
ロになり 額賀氏はヌカにくぎ打つ答弁みごと 久間
氏は早ばや入院加療ときたもんだ ミートホープはミ
スホープ 豚も怒る「トンでもない」 白い恋人黒〜
い恋人 世間はそんなに甘くなく 赤福はアカン福
お福は餅でも日持ちごまかし 伊勢えび怒ってまっか
っか 船場吉兆は千ばか凶兆 責任はパートにありと
取締言って それまで偽装だったとは! 灰色に濁っ
たクリスタル グッドウィルはバッドウィル しかし
しかししかし最大最悪偽装の中の偽装(The giso of
giso's)あり 政権与党の偽装議席 いつわりの絶対
多数 負けじと最大野党は偽装対決を演じる ああ投
げ出し偽装の哀しい時代 ぼくら 投げ出すものは何
もなく ぼくら だまされてもだましたことのない善
良市民 積年の学習のたまもの もうだまされない
ほれ そこに新しい日本への道が見えている はるか
に輝く明日への道 ぼくら 進む
2007年1月 1日 21:54
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年頭イカレ詩(うた)
そこにいるのは孫たちである
おれが初代とするならば
目の前で小さな身体を弾ませているのは
まさしく三代目だ
甲高い声で人生の原初のものがたりを
さえずりあっている
よく動く眼は 兄も妹も
なぜかしめりをおび
限りなく深く澄んで
丸ごと世界を見きわめているようだ
だから哀しい色もあるのか
思えば子どもたちも
同じ眼をしていたのではなかったか
こんなふうに血がつながっていることへの
新鮮なおどろき
あしたへの希望
―――それにしても
政権党三代目たちの
お粗末
2005年1月 1日 21:54
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年頭イカレ詩(うた)
さあさおたちあいごようとおいそぎでないかたはゆっくりとき
いておいでとおでのやまごしのかさのうちきかざるときはもの
のあいろでかたよしあしがとんとわからないさあおたちあいて
まえとりいだしたるはせかいにしれたにほんこくけんぽうだよ
にほんこくけんぽうはどこでわかる9じょうがあるかないかで
わかる1じょう2じょう3じょう4じょう5じょうのおおはし
うしわかべんけい6じょう7じょう8じょうときていよいよ9
じょう9じょうこそはたからのなかのたからだよさあおたちあ
いたからたからというけれどそのわけしんずいはごぞんじかな
おたちあいこのにほんがかつてしんりゃくこっかの1つとなっ
てだい2じせかいたいせんをひきおこしこくみん300まんに
んのししゃとちょうせんちゅうごくとうなんアジア2000ま
んにんをこえるぎせいしゃをだしたあのさんがいをふたたびお
こさないことをけついしまたせんそうのないこくさいちつじょ
をうみだそうとのたちばでつくられたものだ「せんそうほうき
」「せんりょくふほじ」というなかみこそこれからのせかいに
ひろげていかなければならないへいわのらしんばんなのださあ
おたちあいつづいてとりいだしたるはぬけばたまちるこおりの
やいばかみをきってきれあじをためしてみよう1まいが2まい
2まいが4まい4まいが8まい8まいが16まい16まいが3
0と2まい32まいが60と4まい64まいが100と28ま
いこのとおりさくらふぶきはらっかのまいこんなにきれるかた
なだがけんぽう9じょうをきるとどうなるか?ム・ム・ムム・
ムなんということだこのとおりこんしんのちからをふりしぼっ
ても9じょうはきれるどころかわずかなきずさえつかぬではな
いかおたちあい・・・
2002年1月 1日 21:55
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年頭イカレ詩(うた)
跨線橋に立つと
線路と線路のからみあいや
人の往来の真意のようなものが
きれいに見えたりするものだ
愛の歴史を問うように
個々の路線のそれぞれの史実
ぼくは考古学者になって
連想を積み上げる
筆の奔流に任せ
書いて書いてそれでも書ききれない
世界の記憶が
せせらぎのようにぼくらの系譜に
来ては貼りつく
見上げると空は空のままで
影と光がもつれあい
ある日そっとぼくらの第三世代が生まれ出る
2001年1月 1日 21:55
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年頭イカレ詩(うた)
――シンキロウさんたちの日々――
粛々としてラグビーし
粛々として雄弁会入りし
若気が至って粛々として買春もした
(しかしみんな遠い昔のことではないか)
今 粛々と総理総裁にしていただき
早々 粛々として失言し妄言し
英国首領にも粛々と聞かせた 内緒話
粛々と 自公保野合を強め
粛々と数にまかせ 粛々と横暴し
粛々と 人々の生活こわし
不信任をみなが言いだすと
粛々として カトちゃんたちを恫喝し
粛々と 否決させ
そして 粛々と居座る
粛々として 地球規模の恥をさらし
「粛々」多用癖なお改まらず 粛々と不感症する
2000年―2001年 世紀をまたぎ
粛々として 彼らの崩壊が進む
2000年1月 1日 21:56
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年頭イカレ詩(うた)
まりもに見入っていた北の湖
太陽の軌道が立ち上がってくる冷夏の街
青春を彷徨っていた三十年前のある日
突然ばあーんと「敵」が見え
以来 強肩をとりえに
石つぶてを投げつづけてきたわたし
絶対的な権力にはむかいとおした
――ということであったのか
心やわな人たちまで傷つけた
――ということではなかったのか
いま2000年 肩の衰えは避けがたく
石をやさしさにもちかえて
変身にむかうわたし
本当に勝利するために
1999年1月 1日 21:56
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年頭イカレ詩(うた)
ニ十世紀が終わるというのに
ほんとうのこの世紀の輝きが
にせもののように彩られていく
思惟からは遠く 恣意には近く
手をこまねいている 彼の前頭葉
よかったね ボスになれて
かえるのような愛嬌をふりまき
ゴルフ場を闊歩する野獣顔負けの政治的品性
微塵にうちくだかれそうなこの国の未来図
凡人軍人変人 なるほどなるほど そしてボキャ貧
見せつけてくる支配の構図は露骨
最低の宰相のこのねばねばねばり腰は
ちがう時空に住む人か
摩訶不思議なおじんパワー恥じるわけもなく...
柔らかい眼差しになる必要はさらさらない
ブルーな昨日はくそっくらえだ
自由でしあわせなあすの生活をとりもどすために
再びみたび 未だ眠る早朝の街に
怒りと真実を配ってまわろう
ミニバイクに乗って...
1998年1月 1日 21:57
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年頭イカレ詩(うた)
朝らしい朝なので
きょうはおだやかなシナプス
そうはいっても
花の名まえすら思い出せず ウ?ウ?ウ?
からからと脳内異音もにぎやかだ
☆
はて病気なんだか?リュウ
やるぞ「改革」 応援団は財界金満知識人
どこが病巣なのか病巣自身にわかるのか
不幸な選択はポマード臭
$
みんなの願いをきれいに無視して ムシムシ
身に覚えあるゼニコン病 ゼニゼニ
キチキチキチキチ アメリカ熱
見果てぬ夢は世界制覇の腰巾着
火事場泥棒よろしく
早く消されては仕事にならぬと
発つ戦闘機に拍手半分
よくやるぜリュウ ホント
☆
ヒポポタマスをひっくり返せ!
包み込まれたわるだくみの数
ほとんど見切ったわ! ふわっはっはっはっ。
1997年1月 1日 21:57
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年頭イカレ詩(うた)
じんじんと聞こえてくるのは
癒着というものの音ではないのか
産みつけた卵を他体から孵化(かえ)すように
にっくきコミュニストの眼を逃れながらも
一本の論理の筋が見え隠れしている カネ!
きんつば風に癒着のうまみを直方体に塗り固め
ルートの屋根の下 献金という巨額の賄賂を平方根につなぎとめ
この手で手がける「行政改革」なのさ
やめることはない 歴史と伝統の口利き業
土地ころがし官ころがしカネころがしに女ころがし
欲と色とは人間の本性(ナンデ恥ジルコトナドアロウヤ)
ノバのイングリッシュつけ焼刃
習い性となった揉み手根性も
からんで稼ぐやーさん癖も
角さん以来の我らが本流 まさに正統○○党(2字伏字)
エコーする セイと呼べばカン カンと呼べばザイ ザイと呼べばセイ
留守といつわり身は逃れても 権限ないと否定はしても
公金掠めた罪科は明白
遠見にとりまく怒れる人びと ぐいと詰めよる追及の輪
時よ来たり 見よ!
野に野を駆け 山を越え海を疾走(はし)り
けちゃっぷ色の官邸めがけ
突き刺さる赤い矢文
江州 琵琶の湖畔に ああ
噂に高い正義の銭士いよいよ出現と
1996年1月 1日 21:58
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年頭イカレ詩(うた)
鬼の満てるこの国に
おまえはるんるん肝を据え
つわものコンテストを勝ちあがった
しっかり拒んだ少女の
小さい意志が琉球も大和も動かしている
世にも不思議な 祭りまわり
うつけた大臣 青く赤く 黄色にも
名もない犬たちの怒りをあつめ
かくれて仕組む 世論おこし
胸にはさんだメッセージはケンケンケン(拳・剣・権?)
乱は乱をよび ほんとうの正義が
まもなく燃えあがるだろう
さあ、東京 鬼ヶ島
詩にいたるときめきのルート
1994年1月 1日 21:58
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年頭イカレ詩(うた)
ちょっとばかり恰好はいいが 語る口もとに嘘があって
事件の起こる予感も実はするのだ
1993年師走
霧の濃い昼の永田町饗宴
酔いは君たちまでだ
白い歴史書になにを書き始めるのか
よそよそしい高支持率という筆で
胡散臭さはいよいよ増し
リキュールのラベルはにせもの
モリヒロくんはパフォーマンスに長けたおトノ様
理想のまつりごとは痛みが伴うもので
人びとはみな子羊のような領民なのさ
つい 封建君主の血が 生かすな殺すな
強い酒飲ませろ!とさわぐ
知ってのとおり その銘柄は「朝日電視台」
酔いはさらに短く浅く
初々しい怒りが国じゅうに満ちあふれてくるだろう
断固として1994年明ける
1993年1月 1日 21:59
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年頭イカレ詩(うた)
ガラスの檻に入りながら
月を眺めているような心の明け暮れだったという
コロラドイエローのつばに
うそつき男は指をかけ
やあああああああああ と帽子をほうり投げた
酩酊の馴れた手つきにも似ているが
てぎわのよいのはそれだけの決意の高まり
いよいよですな
用意も調い
一!ニ!三!
余分なものはかなり整理もでき
「清新の気風」も滲みだして
今はもうやるっきゃないのだが それにしても
時間は過ぎそして過ぎまた過ぎてしまった
からみついていた過去の思い出のような
ヘルニアを切ってすてて
のどかな心のリズムをとりもどすため
みんなとはなれたところで
父も母も
二回目の人生をはじめるような雰囲気
春がまたくる
いのちはあたらしい光をうけ
蘆遮那佛はぼくらにウインク
1992年4月 1日 22:00
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年頭イカレ詩(うた)
かくされたままのぼくらの「人間」が
くるくる輝きめぐるミラーボールの気まぐれに
瞑想のときをかき乱されたようで
いつにもなくきっぱりと
にび色の空にむかって
無言で怒っていた――
からから鳴るのはウエストバッグのアーモンドミックス
つらい季節に
手から手へと
鈴をわたすように手わたしていこう
すさんだ心たちも歌を歌い始めるように
娘たちのように明るく
帽子を小粋にかぶった春が街に来て
草木のみどりが萌えだすころ
ラインダンスをみんなで――――いかが?
1989年1月 1日 22:00
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年頭イカレ詩(うた)
1988年に怒りすぎたからと言って
今年怒りをひかえることはさらさらない
むしろこの忿怒をもっともっと燃えたたせ
人に火をつけ ひろげ ひろげつくして
国じゅうに―――
ぼくらは「ケニー」の上映にとりくんだ
まいにちまいにち親たちが脚を棒にしてチケット売り
毎日ほどに教員が手の硬くなるまでニュース書き
「子どものために子どものために」いっぱいの頭
そして240万円もつくった
それでも作業所はまだまだ建つもんじゃない
戦争責任者ともいわれる
ひとりの老人にはえらく丁寧な医療保障
となりのじいさんは病院へも行けない貧乏暮らし
障害者は「ごくつぶし」だもんね 切り捨てられて
おいしいりくるーとは彼奴らがひとりじめ
ぼくら1万株でも2万株でも引き受けてやるのに
名まえ貸すだけで作業所3つも4つも建つもんな
矢野さんのように2億もありゃあオロオロしてしまう
だけど汚い金はやっぱり汚いんよ―――
1989年
ぼくらの怒りが似合う年だ
1986年1月 1日 22:01
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年頭イカレ詩(うた)
重くはげしいふたつの追想から
1985年にこだわりつづけるおれ
12月31日をクリアーできず
異例に長期の年末おくる
書きもの会議TVカメラにひらひら手の舞い
しのこしたしごとはなはだ多く
多いことにみずからへきえき
が
こよみと社会はすでに年明け
妻や子どもたちはきっぱりと1986年に向かっている
屠蘇などのんで目をあげれば
おれにも誇らかなある予兆が見え
伏見稲荷のおみくじは末吉
めでたいというのは
こと成しおえた2月か3月にしよう
この国の歴史の歯車をたしかにひとつまわす仕掛人
核を好める宰相に
おれの勝利はきっとショックを与えよう
賀状を出すのはそれからでも遅くはあるまい
1985年1月 1日 22:01
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年頭イカレ詩(うた)
きょう西の空に去った太陽が
ブラジルのコーヒー園をよこぎり
あすは必ず東の空から甦る
そんな明快ないとなみの地球上に居て
秋に球形の根となって沈んだものが
春にはきまってみずみずしく芽ぶいてくる
そんなたしかな約束の地球上で
親たちの惑いや息切れ渋滞
そしてとってつけた光明など
まったく知らぬげに 尚子
4歳はいいなあ
央! 8歳もいいなあ
哲はボールを蹴り
わかりやすい人生 わかりにくい学習
1984年1月 1日 22:01
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年頭イカレ詩(うた)
「おぼっちゃんですか」
言われて尚子は小さい唇をとがらす
父の不器用なハサミでしあげたショートカット
兄たちからもらいついだシャツとズボン
だれの影響か ぶっきらぼうなものいい
けれどやはりやさしさが仄見え
首の線、おしりのぐあい、手指のしぐさ、
頭にかけあがるオレンジ色の声、
そして
「女の子です」という力強い解説が入って
尚子は女の子の位置を認知される
尚子3才、家族の雰囲気を支配する女王
片手で握れそうな肩に
父や母の手の届かぬ
あまりにもひろびろとした未来が
のぞいてはいないだろうか
1977年1月 1日 22:02
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年頭イカレ詩(うた)
かあさんの細いからだから
デブチンのおまえがあらわれたので
みんなしょう少々おったまげた。
兄ちゃん 3100g 48cm
央ちゃん 3800g 52cm
「イヌコワ」の兄ちゃんより少しは大物になるかも と
みんなのまん中でオウオウと大声あげてがんばってほしい と
なによりもとうさんに気合いが入るように と
オウ!
ちょっと欲ばったおまえのタイトル
ところで
一万円札をおまえの身長だけ積むと5200万円になるそうな
日本にはちょいちょいと5メートル分も悪稼ぎして
2センチ分の色ゴイを欲の池に泳がせている御仁もあるが
そんな世の中そう長くは続くまい
なぜなら
おまえのようないきいきした笑顔の世代が
すみきった瞳の世代が
たくましいかいなとかいなをむすびあわせて
確実ににほんをかえていくからだ
とうさんやかあさんを乗りこえ
兄ちゃんもともに大きな戦士に育て!
1975年1月 1日 22:02
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年頭イカレ詩(うた)
「ちゃんとしなさいなあ おてては」と言っていたおまえは
かわいらしさもじゅうぶんで
それだけ人形にちかかったが
「おばあちゃん ながいおっぱい」
「おとうちゃん ちっともかえってきやはらへん
へんなおとったん」
「チンチンブラブラソーセージ」
などなど
外界をつかむにつれて
おまえはにくらしく変身しながら
自分を建てはじめる
この世紀
おまえには世界人であってほしいから
じょうとうの国際名を献呈しよう
ヘイガンダイズ・ハンコウキ・イヌコワ
3歳半のおまえの特質
さて おまえへのこんなこまやかな対応に
心くだきつつ............も
だいすきなかあさんやへんなおとったんたちは
しがに
革新の「ひ」をともす
おおしごと
仕留候。